これまで六甲植物園でしか見たことがなく、自生している花に会えたのは初めてです。

[キレンゲショウマ]


キレンゲショウマは主に四国や九州の深山の湿った石灰岩地に群生する大型の多年草です。
花期は7月末〜8月中旬、掌状の大きい葉をもち、草丈は1メートル前後、鮮かな黄色いラッパ状の花を斜め下向きに開きます。

平成12年1月1日、剣山のキレンゲショウマは天然記念物に指定され、地元木屋平村も群生地保護地域に指定、大切に保護されています。

残念ながら、自然環境の激変により絶滅が危惧されています。この世界的にも貴重な希少植物を絶やさないようにと願わずにはいられません。

また、宮尾登美子の小説「天涯の花」で紹介され、四国祖谷渓奥深く、剣山を背景に、主人公珠子の苦難に満ちた人生に連なる「天の果ての花」としてテレビドラマに、舞台では松たか子主演で一躍クローズアップされた花としても知られています

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